般若心経講義
商品説明
悩み多き現代人、必見! 「般若心経」はわずか260字余りの簡単・明瞭な仏教経典
他者を救済し、仏陀を目指す大乗仏教の心髄を、「空」をテーマに説く。本書は、玄奘三蔵が翻訳した「般若心経」をベースに、「空」を肯定と否定の二面の要素から考察。「智慧とは」「迷いとは」「真理とは」「命とは」など誰もが一度は思い及ぶであろう様々な“世の理”について、仏教の教えをもとに丁寧に解説する。
「一期一会」の大切さ、ひいてはチャンスを待つ心構えなど、これからのビジネスや生き方に幅広く活用できる「般若心経」の教えを、この機会に取り入れてみては?
<目次>
序
第一講 真理の智慧
心経の名前
天下第一のお経
絵心経のこと
書物の題とその内容
法華経のこと
般若ということ
愚痴と智慧
ものの道理
真理への思慕
道理と智慧
つまらぬものは一つもない
平凡な一日と貴重な一日
波羅蜜多ということ
心経の二字について
経ということ
さとりへの道
第二講 語るより歩む
般若の哲学
観音さまはどんな仏か
智目と行足
空ということ
公開せる秘密
文殊と維摩の問答
鳴かぬ蛍
一杯の水
苦労人の世界
空の一字
第三講 色即是空
空即是色花ざかり
舎利弗の転向
真理のことば
地下鉄道と船喰虫
一期一会
一休と山伏
空なる状態
まなこということ
第四講 永遠の生命
智慧と慈悲
厳父と慈母
亡くなった老父のこと
仏心と親心
生をあきらめ死をあきらめる
死なぬ人
第五講 空に徹するもの
新緑の世界
対象の世界
山ほととぎすの初音
衣更えの気分
第六講 因縁に目覚める
商人の話
因縁の体験
惑と業と苦の連鎖
死は生によって来る
釈尊の更生
一日暮らしのこと
第七講 四つの正見
あきらめの世界
三界は火宅
人生への第一歩
苦の原因
さとりの世界
八つの道
正しき見方
第八講 執著なきこころ
ミルザの幻影
生は尊い
一滴の水
茶人の風雅
和敬清寂のこころ
塵の効用
周利槃特の物語
無所得の天地
第九講 恐怖なきもの
こころの化粧
虚往実帰
菩薩の生活と四摂法
布施と智慧との関係
和顔愛語ということ
顛倒の世界
究竟の涅槃
無所得の所得
第十講 般若は仏陀の母
災難をよける法
今日の問題は戦うこと
三合の病いに八石五斗の物思い
肚でさとれ
仏陀は自覚した人
子をもって知る世界
勇敢なる雀
親への思慕は単なるセンチメント
大悲の疾い
身の病と心の病
心の病気の治療法
こころの化粧
心は鏡
わが子の病気
仏のなやみは利他的悩み
般若の智慧を磨け
第十一講 真実にして虚からず
空間の一生
人生の書物に再版はない
東海道中膝栗毛のこと
不思議な呪
阿弥陀さまは留守
播州の瓢水
芭蕉の辞世
ほんとうの遺言状
空に徹せよ
第十二講 開かれたる秘密
秘密の世界
翻訳はむずかしい
心経をよめとの詔勅
仏教への門