40文字でわかる! 知っておきたいビジネス理論
商品説明
カンタン簡潔にビジネス理論を解説。図解とポイントを絞った解説で誰にでも理解できる!
ビジネス理論……
それは過去の膨大な成功例・失敗例から導きだされた「ビジネスの公式集」。
ドラッカー、コトラー、ポーター、ムーアなどなど、
先人たちの教えを学びたいと思いつつも、
なんとなく難しそうに思えて、知らないままにしていませんか?
本書では、忙しいビジネスパーソンでもラクに学べるよう、
ポイントを絞った解説と図解で、知っておきたいビジネス理論を網羅!
あなたの仕事を変革させる公式がきっとみつかる!
明日から活用できるやさしい解説集。
<目次>
第1章:ビジネス理論総論
1-1) ビジネス理論は、ビジネスの原則を表したルール。 使い方の良し悪しがその成否を分ける。
1-2) ビジネス理論の組合せが仕事のフレームワークを形作り、プ ロフェッショナルへの近道に。
1-3) ビジネス理論は、目的、戦略、プロセス、思考法で構成され、 適切な組合せが重要となる。
第2章:ドラッカーのビジネス理論
第1節:事業戦略論
2-1) 企業の目的とは、すぐれた価値を提供し顧客を創造すること。 利益は顧客満足のために再投資する。
2-2) 行動の羅針盤であるミッション・ステートメントに従い、 事業ドメインを決定する。
2-3) マネジメントとは、組織に成果をあげさせるための手段。 組織とは、成果を通じ社会に貢献する共同体。
2-4) 意思決定は、ミッションをベースに考え、スピード感を持って 成果に結びつける。
2-5) マネジメントにあたるリーダーはビジョンを一致させ 社員と相思相愛の関係を築く。
第2節:イノベーション論
2-6) 継続的発展を期するには、変革、つまりイノベーションを起こさなければならない。
2-7) イノベーションを成功に導く鍵は3つ。集中し、強みを生かし、社会の変革を目指す。
第3節:自己実現論
2-8) 成果を上げるためには、貢献に集中し、自らに多くを要求しなければならない。
2-9) いつまでも諦めず「ビジョン」と「目標」を抱き、成長プロセスを歩み続ける。
第3章:コトラーのビジネス理論 (マーケティング理論)
3-1) マーケティングは標的市場を選択し、優れた顧客価値の創造・伝達・提供を通じて、 顧客を獲得・維持・育成する技術である。
3-2) ブランドは顧客にポジティブな経験を提供して築かれていく。
3-3) これからのマーケティング3.0;消費者やステークホルダーとの コミュニケーションへ。
第4章:ポーターのビジネス理論 (競争理論)
4-1) 経済活動はすなわち「競争」だ!この分野の大家、ポーターの競争理論ってなんだろう?
4-2) 競争状況は、5つの要因で決まるのだ! あなたの組織ではどの影響が強いだろうか?
4-3) 3つの基本戦略の中で、自社はどれを選んで競争優位を築くべきかを決定する。
4-4) 具体的にどうやって競争優位を築けばいいかという方法を示すのが、 バリューチェーンというフレームワークです!
第5章:ムーアのビジネス理論 (キャズム理論)
5-1) ハイテク業界の新技術・製品を市場浸透させる際に、 企業の意向を阻害する深い溝のこと。
5-2) ビジョナリーと実利主義者が持つ価値観と購入目的が 企業は正しく把握できず、投資を続ける。
5-3) 市場を中心とする価値観に移行し、メインストリーム市場に 合ったホールプロダクトを作る。
第6章:ブルーオーシャン戦略
6-1) 今、企業が目指すべきはブルー・オーシャンを創造し競争の世界から抜け出すことである。
6-2) 市場を再定義することによって新たな価値を生み出す。
第7章:制約理論(TOC)
7-1) 制約理論とは、ボトルネックの改善を繰り返し、利益増大を狙う活動のこと。
7-2) 制約条件の発見と解決のポイントは3つ。「何を変えるか?」、
「何に変えるか?」、そして「どう変えるか?」
第8章:ゲーム理論
8-1) 社会は「かけひき」で成り立っている。それを研究するのが「ゲーム理論」だ!
8-2) 囚人のジレンマとは、個人の合理的な行動と、集団としての合理性とが必ずしも一致しないこと示す、ゲーム理論の典型例。
8-3) ナッシュ均衡とは、どのプレイヤーも、自分だけ戦略を変更しても、利得が増えない戦略の組み合わせのこと。
第9章:クリティカルシンキング
9-1) クリティカルシンキングとは前提の妥当性を見極める力。本質を捉える為の必須スキル!
9-2) 思考と分析の枠組みにより物の見方は異なる。全ては仮説と考え 検証を行う事が重要。
第10章:ロジカルシンキング
10-1) ロジカルシンキングは、仕事における必要条件であり、十分条件ではない。
10-2) ロジックは、クレーム、データ、ワラントの三角形で考える。
10-3) 『今、ここで』解決しなければいけないイシューを特定する。
第11章:孫子の兵法
11-1) 孫子が戦わずして勝つことを最上としたのは、多数のライバルの中で生きのびるためだった。
11-2) 負けない体制を作り、いざ戦うときは短期決戦とする。
11-3) 事物の対極を知ることで自己実現に近づく。
コラム1 カモメになったペンギン
コラム2 リーダーシップ論といえば
コラム3 二人の孫子
<著者プロフィール>
久恒啓一(ひさつね けいいち)
多摩大学経営情報学部教授。昭和25年大分県生まれ。九州大学法学部卒業。昭和48年、日本航空株式会社入社。ロンドン空港支店、客室本部労務担当等を経て、本社広報課長、サービス委員会事務局次長を歴任。ビジネスマン時代から「知的生産の技術」研究会(現在はNPO法人)に所属し著作活動も展開。 日本航空を早期退職し、平成9年4月新設の宮城大学教授に就任。学生とともに成長する教育者、地域とともに歩む研究者、県立大学教授としての社会貢献という3つのテーマで活発に活動。著作や雑誌への寄稿や講演など全国区で活躍する一方、宮城県では多数の審議会・委員会の委員などをつとめている。
略歴
平成20年4月より多摩大学経営情報学部教授に就任
平成21年2月より学長室長。4月より多摩大学総合研究所所長。NPO法人知的生産の技術研究会理事長
平成16年度より中国・吉林大学客員教授
平成20年度より宮城大学名誉教授
平成24年度より多摩大学経営情報学部長