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18年7月
今話題の『eスポーツ』の基礎知識がわかる、初の教科書「eスポーツ論 ゲームが体育競技になる日」(筧 誠一郎)が発売!
eスポーツとはなにか
「スポーツ」という言葉は、日本の場合「運動・体育」という意味で語られることが多いと思います。
しかし、「スポーツ」という言葉自体はそもそもルールの上でおこなわれる勝敗を決める「競技」という意味、それに加えて「娯楽・楽しむ」、といった意味合いがとても強いのです。
その上で、大きな概念としての「スポーツ」の元で「フィジカルスポーツ」と「マインドスポーツ」という2つの概念のジャンルにわけることができます。
フィジカルスポーツとは、日本人がスポーツといわれて最初に思いつくであろう身体を使った競技。それに対してマインドスポーツとはなにかというと、囲碁とか将棋、チェス、ビリヤードといった主に頭脳を使った競技です。eスポーツもまた、こうしたマインドスポーツのひとつとして扱うことができます。
eスポーツというのは「エレクトロニック・スポーツ」の略です。電子上でおこなわれる競技、テレビゲームやPCゲームを用いた競技性のあるもの、という意味になります。この「競技性のあるもの」という部分がeスポーツのスポーツたる部分、といえるでしょう。
私はよく「eスポーツは陸上競技という言葉とニアリーイコール」だといっています。陸上競技というのは、100m走やハードル走、マラソン、棒高跳びに槍投げ・砲丸投げといった、土の上でおこなわれる競技を総称して陸上競技と呼んでいます。
そんな陸上競技と同様に、電子上でおこなわれるさまざまなジャンルの競技を総称してエレクトロニック・スポーツ=eスポーツと呼んでいると理解してもらうとわかりやすいと思います。
日本のeスポーツ界は世界から7年取り残されている
eスポーツは1980年代後半くらいから、ずっと小規模なコミュニティベースで成長してきたのですが、1997年にプロスポーツ化して以来広がってきたという形になっています。
そこからゲームメーカー主導であったり、それからパソコンメーカー、そういう企業から派生した団体とかがメインに盛り上がってきました。
さまざまな一般大手企業やプロスポーツ団体がeスポーツに着目して世界的に爆発的に盛り上がってきたのは、実はここ数年の話なのです。
しかし日本ではまだこれから、やっと若い人から老人までがeスポーツというジャンルを知る機運が高まり始めたところです。私は今、日本のeスポーツ界は世界から7年取り残されていると思っています。それをどれだけ短縮して追いつけるのか。そのひとつの目標が2020年の東京オリンピックのタイミングであり、その先の2024年のパリオリンピックです。そのためにこの本が少しでもeスポーツを知っていただくきっかけになることを祈っています。
(筧 誠一郎「eスポーツ論 ゲームが体育競技になる日」 第1章より)
商品紹介
◆書籍 『eスポーツ論 ゲームが体育競技になる日』
著:筧誠一郎
価格:1,300円(税抜き)
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著者紹介
筧誠一郎(かけい・せいいちろう)
1960年東京生まれ。成城大学法学部卒業。1983年電通に入社。おもに音楽・ゲームを中心としたエンタテインメント事業に従事。2006年にeスポーツの存在を知り、その魅力と可能性について全国の企業・大学・官公庁などで講演。2010年電通を退社し、様々なeスポーツイベントや施設をプロデュース。2016年にeスポーツコミュニケーションズ合同会社を設立し、全国フランチャイズチーム総当たりによる「日本eスポーツリーグ」を主催。 2018年に芸能事務所対抗の「eスポーツスターリーグ」開催。また、日本初のeスポーツ専門ムック『eスポーツマガジン』(白夜書房)、eスポーツ専門番組『YUBIWAZA』(毎日放送)の監修にも携わっている。