カラマゾフの兄弟 完全版
商品説明
ロシアが世界に誇る大作家ドストエフスキーの傑作。父親を殺したのは誰か? 三兄弟に渦巻く疑惑……。
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ロシアの文豪ドストエフスキーの放つミステリー問題作!
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世界的問題作! 超心理ミステリー!!
テレビで話題沸騰中!!
父親殺しの嫌疑をかけられた三兄弟の長男、ドミトリイは自らの潔白を強く訴え続ける。
三兄弟と、三兄弟に関わる人間たちには様々な思惑が見え隠れし……!?
<目次>
◇第一篇 ある家の歴史
一 フョードル・パーヴロヴィッチ・カラマゾフ
二 長男を追い立てる
三 再婚と腹違い
四 三男アリョーシャ
五 長老
◇第二篇 お門違いな寄り合い
一 修道院に着く
二 老いたる道化
三 信心深い女たち
四 信心の薄い婦人
五 アーメン・アーメン
六 何のためにこんな人間が生きているのだ!
七 野心家の神学生
八 醜態
◇第三篇 淫蕩な人たち
一 従僕の部屋にて
二 リザヴェータ・スメルジャシチャヤ
三 熱烈なる心の懺悔――詩
四 熱烈なる心の懺悔――逸話
五 熱烈なる心の懺悔――『まっさかさま』
六 スメルジャコフ
七 論争
八 コニャクを飲みながら
九 淫蕩《いんとう》な人たち
一〇 女二人が
一一 さらに一つの滅びたる名誉
◇第四篇 破裂
一 フェラポント長老
二 父のもとにて
三 小学生の仲間に
四 ホフラーコワ家にて
五 客間における破裂
六 小屋における破裂
七 清らかなる外気のうちに
◇第五篇 Pro et contra
一 婚約
二 ギターをもてるスメルジャコフ
三 兄弟相知る
四 謀叛《むほん》
五 大審問官
六 いまださほどに明らかならず
七 『賢い人と話す興味』
◇第六篇 ロシアの修道僧
一 ゾシマ長老のお客たち
二 大主教ゾシマ長老の生涯
(一) ゾシマ長老の年若き兄
(二) ゾシマ長老の生ける日の聖書について
(三) 俗世にありしゾシマ長老の若き日の思い出
(四) 不思議な訪客
三 ゾシマ長老の清話と教え
(五) ロシアの僧侶とその累の意義
(六) 主人と下僕、主人および下僕は精神上相互に同胞となり得るかという問題についての管見
(七) 祈り、愛、他界との接触
(八) 同胞を裁くことができるか? 最後までの信仰について
(九) 地獄および地獄の火について、神秘的考察
◇第七篇 アリョーシャ
一 腐臭
二 かかる時
三 葱
四 ガリラヤのカナ
◇第八篇 ミーチャ
一 クジマ・サムソノフ
二 レガーヴイ
三 金鉱
四 暗闇の中で
五 出来心
六 おれ様の御入来だ
七 元の、まぎれもない男
八 夢うつつ
◇第九篇 予審
一 官氏ペルホーチン出世のいとぐち
二 恐惶
三 魂の試練の道 第一の試練
四 第二の試練
五 第三の試練
六 八方ふさがり
七 ミーチャの大きな秘密
八 証人の陳述、餓鬼
九 ミーチャ護送さる
◇第十篇 男の子たち
一 コォリャ・クラソートキン
二 幼児たち
三 小学生
四 ジューチカ
五 イリューシャの寝台を囲んで
六 早熟
七 イリューシャ
◇第十一篇 兄イワン・フョードロヴィッチ
一 グルーシェンカのもとにて
二 病める足
三 小悪魔
四 讃美歌と秘密
五 あなたではない!
六 スメルジャコフとの最初の会見
七 二度目の会見
八 三度目の最後の会見
九 悪魔、イワン・フョードロヴィッチの悪夢
10 『それは、あいつが言ったんだ』
◇第十二篇 誤れる裁判
一 運命の日
二 危険な証人
三 医学鑑定と一フントの胡桃
四 幸運は開ける、ミーチヤに
五 不意の椿事
六 検事の論告、性格諭
七 経過の概略
八 スメルジャコフ論
九 全速力で心理解剖。駆けり行くトロイカ。検事論告の結末
10 弁護士の弁論
11 金はなかった。強盗ざたもなかった
12 それに人殺しもなかった
13 思想の姦通者
14 百姓たちは頑張った
◇エピローグ
一 ミーチャを救う計画
二 嘘が本当になった瞬間
三 イリューシャの埋葬。石のそばの演説
略注
★★★カラマゾフの兄弟シリーズ★★★