これだけはおさえておきたい スゴい詩人18人イッキ読み
商品説明
中原中也、宮沢賢治、北原白秋……日本を代表する詩人が一冊になった!
誰もが知っている詩人の心にしみ渡る詩を、「いのちのうた」、「こいのうた」、
「あいのうた」、「だいちのうた」、「ふるさとのうた」の5つのジャンルで味わえる一冊です。
希望をうたい、ささやかな生活の中の喜びをつむぐ名作にふれてみませんか。
<目次>
第1章 いのちのうた
「星と花」 土井晩翠
「春宵感懐」 中原中也
「雨ニモ負ケズ」 宮沢賢治
「頑是ない歌」 中原中也
「こほろぎ」 木下杢太郎
「鷄頭」 北原白秋
「臨終」 中原中也
「冬の日の記憶」 中原中也
「梅酒」 高村光太郎
「永訣の朝」 宮沢賢治
第2章 こいのうた
「初恋」 島崎藤村
「情炎」 佐藤惣之助
「こころ」 萩原朔太郎
「菫」 国木田独歩
「ふたたび見むことを」 大手拓次
「汚れつちまつた悲しみに……」 中原中也
第3章 あいのうた
「汝がこゑの美しさ」 大手拓次
「ああ君を知る人は」 村山槐多
「愛に休息があるか」 小熊秀雄
「虻とひとと」 立原道造
「亡き人に」 高村光太郎
「冷めたい場所で」 伊東静雄
第4章 だいちのうた
「雲」 山村暮鳥
「あどけない話」 高村光太郎
「雨は一粒一粒ものがたる」 山村暮鳥
「晩き日の夕べに」 立原道造
「風景 純銀もざいく」 山村暮鳥
「椎の葉」 木下杢太郎
「早春の風」 中原中也
「眠れる蝶」 北村透谷
「落葉松」 北原白秋
第5章 ふるさとのうた
「ふるさと」 山村暮鳥
「帰郷」 中原中也
「晴れた日に」 伊東静雄
「ふるさとの 山」 八木重吉
「ふるさと」 北原白秋
「椰子の実」 島崎藤村
「ふるさとへの詩」 小熊秀雄
「山林に自由存す」 国木田独歩
「日本」 山村暮鳥
著者プロフィール
土井晩翠(どい ばんすい)
1871―1952年。宮城県生まれの英文学者。『荒城の月』の作詞者として広く知られ、校歌、寮歌にも大きな功積を残した。『オヂュツセーア』『イーリアス』の翻訳も手がけた。詩集に『天地有情』『天馬の道に』などがある。
中原中也(なかはら ちゅうや)
1907―1937年。山口県生まれ。350篇以上もの詩を残した詩人。『ランボオ詩集』を出すなどフランス出身の詩人の紹介にも尽力した。1937年、結核性脳腫瘍により急死。詩集に『在りし日の歌』など多数ある。
宮沢賢治(みやざわ けんじ)
1896―1933年。岩手県生まれ。稗貫農学校の教諭として日々勤めながら、詩や童話を生み出していった。代表作に生前刊行された唯一の詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』がある。
北原白秋(きたはら はくしゅう)
1885―1942年。福矧県生まれ9詩人としてだけでなく歌人や創作童謡に新分野を開拓した童謡作家としても知られる。代表作に詩集『邪宗門』『恩ひ山』、歌集『雲母集』、童謡集『からたちの花』などがある。
高村光太郎(たかむら こうたろう)
1883―1956年。東京都生まれ。彫刻家・画家として活動。代表作『智恵子抄』をはじめたとした詩免が有名になり、教科書に掲載きれるまでになった。そのはかの詩集に『道程踊大いなる日に』『典型』などがある。
島崎藤村(しまざき とうそん)
1872―1943年。長野県生まれ。詩盤『若菜粂』が後世の詩人に多大な影響を与えた日本を代表する詩人の小説家としても『破戒紺夜明け前』などの有名作品を執筆した。その他の詩集に『落梅柴』などがある。
萩原朔太郎(はぎわら さくたろう)
1886―1942年。群馬県生まれ。北原白秋に師事し、口語体自由詩という、新しい詩風を確立した人物として名を馳せた。作曲者としても活動した。詩集に『月に吠える』『育猫』摘屯情小曲集』『氷島』などがある。
国木田独歩(くにきだ どっぽ)
1871―1908年。千葉県生まれ。東京専門学校在学中、『青年思海』『女学雑誌』などの雑誌に寄稿。1897年、処女小説『源叔父』を発表。代表作に『忘れえぬ人々』『武蔵野』、詩集に『抒情詩』がある。
北村透谷(きたむら とうこく)
1868―1894年。神奈川県生まれ。島崎藤村ら多くの詩人に大きな影響を与えた人物として知られる。自由民権運動に深く影響された後、キリスト教の信仰の世界に入った。25歳で自殺。詩集に『北村透谷詩集』がある。
ほか