エッセイ・随筆
瞬間を切り取った写真のような文章
エッセイ・随筆は、徒然なるままに書きとめられた作品です。その瞬間に作者どのように感じて、どのような考えを持ったのかが書かれています。
そのため後に作者が主張していることと正反対のことが書かれていることも珍しくありません。それを読んで「このときはこう考えていたんだな、若さゆえかな」「この考え方はいまと変わっていないんだな」と違っている部分や変わらない部分を読み解くのも楽しいものです。
また日常の出来事を題材にすることが多いので、あまり力を入れずに読み勧められるのはエッセイ・随筆ならでは。「有名な作家も考えていることは自分と変わらないな」という発見ができることがありますし、「さすがは有名作家。目のつけどころが違う！」と感心することもあります。
本を読みたいのだけれど、あまり頭を使いたくない。そんなときにはぜひ手に取ってみましょう。
