詩歌集
時代の瞬間だけで成立する
小説家の稲垣足穂は「詩は歴史に対して垂直に立つ」という言葉を残しています。これほど端的にわかりやすく詩を表した言葉はないのではないでしょうか。
まさに「詩は垂直に立つ」という言葉が表すとおり、詩は時代のある一瞬を切り取って表現したものです。たとえば昭和初期に作られた詩であれば、それは昭和時代全体や、昭和初期から第二次大戦前までというような時代のある程度の部分をカバーするものではありません。昭和初期の、詩が作られたその瞬間のみを表現した作品なのです。
そういう意味では、詩は一過性の儚いものにしかなりえません。しかし儚いからこそ、日本特有の「わびさび」が含まれるのではないでしょうか。その「わびさび」が読んだ後の心が洗われたような気持ちにつながるのだといえるでしょう。
詩を読む際には、口にだして自分の言葉で読めば、作者が感じていたものを少なからず理解できます。ぜひじっくりと詩歌を読んで、時代の空気に触れてみましょう。
-
著: バラエティスム
内容紹介 おかっぱヘアに大きなリボンがかわいい女の子のスムと、ウサギのココ、犬のハッピーが紡ぎ出す、ほのぼのとしたものがたり。 作者・バラエティスムが、多様 ... 続きを読む
-
著:HY
前作から1年3ヶ月ぶりとなる待望のニューアルバムを、新レーベルから発表するHY。沖縄からインディーズにて全国・世界へと音楽を発信しているこの5人組バンドは、“M ... 続きを読む
定価 500円(税抜)
-
著:宮沢賢治、中原中也、高村光太郎、ほか
中原中也、宮沢賢治、北原白秋……日本を代表する詩人が一冊になった! 誰もが知っている詩人の心にしみ渡る詩を、「いのちのうた」、「こいの ... 続きを読む