黒田如水
商品説明
不遇の天才軍師・黒田如水
信長、秀吉に仕え、機を見るに敏な如水の前半生を描く。
特に強靭な精神を持ち、凄惨な幽閉にも耐え続けた如水と竹中半兵衛との友情は
お互いを高い次元で認め合ってこそのものであり、美しく、心動かされる。
【目次】
蜂の巣
岸なく泳ぐ者
沐浴
道
信念一路
丘の一族
玲珠膏
先駆の一帆
鍛冶屋町
深夜叩門
初対面
鷹
与君一夕話
死を枕とし
鉄壁
設計二図
質子
待望の日
名馬書写山
友の情け
将座の辛さ
捨て児の城
平井山の秋
道は一すじ
紙つぶて
闇
封の中
猜疑
虱と藤の花
老いざる隠居
惨心驢に騎せて
菩提山の子
かくれ家
昆陽寺夜話
室殿
螢の声
藤の枝
違和
男の慟哭
戸板
稲の穂波
陣門快晴
髪を地に置く
心契
美人可儀容
城なき又坊
草履片方・下駄片方
<著者情報>
吉川英治
1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。