新書 太閤記 三
商品説明
日本人の多くが親しみを持つ豊臣秀吉。戦乱の世を生きながら、やがて天下統一を果たすまでの秀吉の生涯を描いた物語。
信長は、美濃攻略に狙いを定める。そして信長は、洲股―尾濃の国境の地に、足場をつくることを渇望するが、工事は困難であった。
側近たちが反対を唱える中、秀吉のみが賛成をする。そして秀吉がその工事の陣頭指揮をとることになる……。
人間・秀吉を真正面から描いた吉川英治の意欲作。
【著者プロフィール】
1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。
【目次】
洲 股
龍 呼
大 器 の 相
山 川 皆 兵
一 擒 一 縦
竹 中 半 兵 衛
病 孫 子
山 中 人
桃 源
竿 頭 一 瓢
母 に 侍 す
隣 交 遠 計
密 客
桔 梗 咲 く
春 風 行
伊 勢 軍 功 帳
於 市 ・ 於 虎
大 義
二 十 一 日 記
七 番 楽
建 設 の 音
堺 町 人
名 器
北 征
露 の ひ ぬ 間