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アベノ改憲の真実―平和と人権、暮らしを襲う濁流

アベノ改憲の真実―平和と人権、暮らしを襲う濁流

著者坂本修
発行日2014/3/20
定価840円(税抜)

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商品説明


小著は自民党の「改憲草案」を〝素材〟にして、改憲策動の正体を動かすことのできない事実を〝証拠〟として、解明することに力点をおいています。さまざまな「正体隠し」の言葉で「衣」をかぶせているが、「改憲草案」は改憲勢力の本音を語っています。「衣」をはいで正体を明らかにすることは、いままでの枠を越えて、改憲反対の声を広げ、多様な共同をつくりあげていくうえで、不可欠で、もっとも有効なカギだと確信するからです――<本書はじめにより抜粋>

いま迫り来る「改憲」の波は、私たちの暮らしに何をもたらすのか?
いまだかつてない危機に直面する憲法をめぐる戦略を分析しています。

【目次】
はじめに――あなたへの手紙として
第一章 迫る〝壊憲〟濁流――その陣立てと戦略をどうみるか
1 総選挙後、安倍政権下の明文改憲策動
2 参院選挙後の改憲基本戦略――同時進行の複合作戦
(1)「異次元」の解釈改憲·立法改憲の強行
(2)明文改憲策動の同時進行――〝詐術〟も〝変化球〟も選択肢
(3)正念場を迎えている〝せめぎ合い〟
第二章 「改憲草案」の〝壊憲〟の原理――憲法三原則抹殺と立憲主義の否定
1 改正には限界がある――憲法の基本的原理は変えられない
2 変えられない三原則――国民主権主義、恒久平和主義、基本的人権の尊重
3 憲法三原則を否定する「改憲草案」――前文と総則規定の〝壊憲〟
(1)国民主権の「劣化」――天皇の格上げと国民の格下げ
(2)恒久平和主義の全面否定――愛国心と国防の責務を盛り込む
(3)「基本的人権」は目の敵――人権を奪い、国民を縛る憲法に変身させる
4 立憲主義の否定――「国民を縛る憲法」に変質させる
(1)日本国憲法は立憲主義を柱としている
(2)「改憲草案」は立憲主義を解体·破壊する
第三章 「改憲草案」の第一の顔――「戦争をする国」
1 解釈改憲·立法改憲の限界
2 憲法九条二項削除と自衛権の明記――集団的自衛権「解禁」
3 侵略戦争を任務とする国防軍
4 国防軍の機密保護で言論の自由を奪う
5 銃口と監視の目は国民に向けられる
6 「緊急事態」での強権支配――政令と「指示」による人権制限·剥奪
7 軍法会議――軍人による裁判、死刑脅迫での出動強制
8 新しい「英霊」を祀るための二〇条三項ただし書き――靖国公式参拝の解禁
9 徴兵制も現実の選択肢に
10 「戦争をする国」はすべての国民の自由と人権を奪う
第四章 「改憲草案」の第二の顔――「弱肉強食の国」
1 欠乏から免れる権利を抹消
2 生存権空洞化をねらう三つの〝隠し毒〟
3 人間らしく働く権利の破壊は立法改憲でやりつくす
4 公務員の労働三権を奪う
第五章 「改憲草案」の第三の顔――自由と人権のない強権支配の国
1 言論·表現·結社の自由を破壊
2 拷問も選択肢にある
3 政党規制――「国定政党」化ねらう
4 首相と内閣の支配力強化――議会の「劣化」
5 裁判所の「劣化」――「人権の番人」が消える
第六章 勝利の課題と展望をどうみるか――私たちは勝利できる
1 改憲策動には大きな弱点がある
2 戦略的優位――憲法の大義の力
3 到達点からさらに前へ進む――広範な世論をおこす共同の運動を
4 「憲法の生きる日本」を要求にして立ち向かう
5 勝利は可能――私たちできめよう

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