オバー自慢の爆弾鍋 BOX [DVD]
商品説明
平成24年、沖縄。
小さな食堂「じまんや」を50年間も営んでいる“高良のオバー”が主人公。
オバーの人生は高校を卒業した年、爆弾の破片を拾ったときに大きく動き出す。
昭和37年。爆弾鍋での料理が評判となったオバー(当時は公設市場のパシリ)は、夫・龍介が死んだ直後に逆に超ポジティブになり、その勢いで食堂をオープン。50年もの間、女手1つで毎日休むことなくウチナー料理を人々にふるまってきた。
亡き夫の忘れ形見は3人(長男・次男・長女)。次男、長女は大学にもいかせ、それぞれ家族も持ち、まぁまぁ幸せになる。
語り部は若い頃からオバー(吉田妙子)を面白おかしく見つめてきたキジムナー(棚原奏)。
平成24年。子供たちはとうに手を離れ、オバーはのんびり食堂を切り盛りしていた。
小さな食堂とはいっても半世紀。オバーには知る人ぞ知る特技があった。それは、オバーの異常なまでの記憶力。なんと、店のお客さんの顔や服の柄から何を言ったかまで、すべて覚えているのだ。
オバーの記憶力は人々に「忘れていた大切なもの」を思い出させ、自慢の料理の素朴な味と香りは、その記憶をさらに鮮明にさせた。
そんなオバーのもとに、長女の娘で東京生まれの思戸(オミト)がやってきた。就職活動にやぶれ、色々なものを諦めてしまった思戸は、オバーに偏った憧れを持っていた…。