人魚に会える日。
商品説明
映画『人魚に会える日。』は2014年の夏に撮影が開始され、戦後70年を迎えた2015年に完成した。
監督は、沖縄県民の35人に1人が観た『やぎの冒険』を当時13歳で発表した仲村颯悟。
大学進学で上京し、「ぼくらの沖縄を伝えなければいけない」という思いに駆られ、前作より5年の沈黙を破り本作に挑むことを決意する。
“今の沖縄”に住む若者が感じている日々の葛藤が注ぎ込まれた唯一無二の作品。
「楽園」ではない知られざる沖縄の今を感じて欲しい。
【Story】
沖縄の高校生ユメは、生まれた頃から身近にある米軍基地の存在に何の疑問も感じずに育ってきた。基地の建設で県民の意見が賛成・反対に二分されていることを知っていても、ユメにとって大きな問題ではなかった。同級生の結介が、ある日突然姿を消すまでは…。
沖縄の美しい海が基地建設によって奪われることをひどく気に病み、突然姿を消してしまった結介。結介を探すべく、ユメは基地建設の計画が進む村を訪れる。
その村では古くから、海や山など、自然界の神の許しを乞いながら生活していた。
基地はあるべきなのか。基地にまつわる争いが終わるときは来るのか。
村人の思い、姿を消した結介の思い、神の思い。
ユメは突然突きつけられた沢山の思いを前に、ひとつの答えを見つける。
※特典映像として、樹木希林×仲村颯悟のスペシャルトークショーと、劇場予告編も収録。
【仲村颯悟(なかむら りゅうご)プロフィール】
1996年、沖縄県生まれ。小学生の頃から映像制作を行い、13歳の時に「やぎの冒険」(2010年)で全国デビュー。上海国際映画祭をはじめ国内外の映画祭に正式招待され話題を呼んだ。2012年、「世界まる見え!テレビ特捜部」(NTV)において実施された映像コンテストにて、ビートたけしより「たけし賞」を受賞。