映画『人魚に会える日。』メモリアル ―学生映画監督と大学生スタッフの挑戦
商品説明
「この映画は、公開される意味がある。私の無知を恥じる。」
(2016年の東京公開イベントでの樹木希林さんのことば)
●映画『人魚に会える日。』は、現役大学生監督の仲村颯悟と大学生スタッフが、
2014年の夏から約2年の歳月をかけて、撮影から宣伝活動、
そして劇場公開までを成し遂げた、渾身の一作です。
●小学生の頃から映像を撮り続けた仲村氏は、わずか13歳にして映画『やぎの冒険』で監督デビュー。
2010年にはテレビ番組「世界まる見え! テレビ特捜部」の映像コンテストにて巨匠ビートたけしから、その才能に、「たけし賞」を受賞。
●その仲村颯悟氏が、5年の沈黙を破り、『人魚に会える日。』を撮る決意をしたのは、何故なのか…。
●6月23日は、沖縄戦で犠牲になった人たちを弔う、
「沖縄慰霊の日」。沖縄県内では役所や学校が休みになり、正午には黙とうを捧げます。
しかし、沖縄で生まれ育った仲村氏が、東京で迎えたその日に目の当たりにした光景は…。
何事もなく、普段とまったく変わらぬ日常をおくる人々の姿でした。
●本書では、仲村氏が監督として再びメガホンを手にしたきっかけから、制作の舞台裏、
そして沖縄への思いを、仲村氏自身が余すことなく語ります。
●映画とともに、沖縄の若者が抱える葛藤、
「楽園」などではない、知られざる“本当の沖縄”を感じることができる1冊です。
●映画をより楽しむためのコラム「もっと“ジュゴン”を知ろう」
「『人魚に会える日。』で会える沖縄方言」、「“楽園”と“基地”の沖縄」も掲載。
●2017年7月『DVD 人魚に会える日。』も同時発売!
【CONTENTS】
巻頭カラー
映画『人魚に会える日。』に寄せて Cocco
『人魚に会える日。』ダイジェスト
Prologue
Story
仲村颯悟 Special interview Vol.1
カメラとの出会いから中学生監督誕生まで
Column もっと“ジュゴン”を知ろう
仲村颯悟 Special interview Vol.2
“人魚”に賭けた、大学生スタッフの2年間
Column 『人魚に会える日。』で会える沖縄方言
仲村颯悟 Special interview Vol.3
沖縄の若者が伝えたい“沖縄のいま”
Column “楽園”と“基地”の沖縄
◆意外と長~い沖縄県
◆沖縄は基地だらけ?
◆沖縄は“アメリカ”だった
◆沖縄にとっての“終戦”
◆基地とともに暮らすこと
Biography
Works
Special thanks /Epilogue
著者について
監督・脚本】仲村颯悟(なかむら・りゅうご)
1996年、沖縄県生まれ。小学生の頃から映像制作を行い、
13歳の時に「やぎの冒険」(2010年)で全国デビュー。
上海国際映画祭をはじめ国内外の映画祭に正式招待され話題を呼んだ。
2012年「世界まる見え!テレビ特捜部」(NTV)において実施された
映像コンテストにてビートたけしより「たけし賞」を受賞。慶応義塾大学在学中。