水玉模様３
| 著者 | りえっこ |
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| 発行日 | 2017/2/1 |
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商品説明
夏の高い空の下――……。 スファルトに水をまいたときのあの匂いが、あたしは好きなの。 １粒１粒の雫が、乾きを潤して……渇きを潤す。 まるであたし。 あなたの笑顔に触れた時の、あたし。 どうして……？ どうして……。 だって、これが恋ってコトなんでしょ……？ あなたの前では、女のコになってしまうんだ。 でも。 叶わない恋なら、いらない……。 目が霞んで、前が見えなくなるだけだから。 途切れない空は、あたしの気持ち。 ――それでも、好き。 ――どうしても、好き。 この想い、収拾つかない。 あたしは、好きなんだよ。 壊れてしまいそうなくらいに……。 だから、来て……。 だから、離れないで……。 離れていくなら……来ないで。 水玉が、形を変えてゆく……。 高校生の和奈には、篠田くんという大好きな人がいる。 でも、今篠田くんには“沙耶香”が… 諦めるべきか、思いを伝えるべきか？ 和奈の恋のははたしてどうなるのか!?
