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バブルとデフレ

バブルとデフレ

著者森永卓郎
発行日

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商品説明


現在の日本経済を語る上で欠かせない「デフレ」の本質を経済アナリストの森永氏がズバリ解説

人間はいつも合理的な行動をする存在ではない。しかし、人間が狂気に陥るメカニズムを理解すればバブルとデフレの原因、そして日本経済の今後がおぼろげながら見えてくるのではないか? 経済学だけでは理解できないメカニズムを徹底分析し、日本経済の行方を占う! 今こそ読みたい! わかりやすい経済学の本。

【目次】
はじめに

1――バブル経済のメカニズム
チューリップとウサギの教訓
人々を熱狂させる三原則
「てこの原理」の威力
一見新奇な投資対象
もっともらしい理論
ほんとうの「犯人」は?
「安楽」と「快楽」の違い
不安が生み出す恋愛の快楽
桂枝雀流「笑い」の理論
ソルテッド・ナッツ・シンドローム

2――うたかたの「日本神話」
プラザ合意と円高不況対策
日本中が「買い」に走った
銀行員たちの壮絶な競争
過当競争の五つの仕掛け
人生の目的まで失って
転機を見誤った金融機関
銀行が倫理を踏みはずした日
財テクという名の「新技術」
ジャパン アズ ナンバーワン
日米逆転
「前川レポート」は無視された
「世界の金融センター」という幻想
一変した評価
盛田昭夫の転向

3――終わらなかったバブル
高度成長の再現
東京一極集中
フタコブラクダの離婚率
進学率はどう変化したか
フタコブバブルの正体
団塊の世代が高度成長の幕を引く
「それでも首都機能移転」のふしぎ
進学バブルは崩壊するか
年金は最後の戦後経済体制

4――デフレと恐慌の原理
マイナス成長の衝撃
戦後のインフレ体制
インフレは常識ではない
消えた物価上昇圧力
アジア諸国の競争力
恐慌型デフレ突入の三要因
一九三七年恐慌との共通点
「ニューディール」に学ぶ
賃金維持という足かせ

5――ポスト・デフレの日本経済
残された問題
銀行は立ち直れるか
ゼネラリストとスペシャリスト
日米経済は再び逆転へ
アングロサクソン型経営は万能か
モノ作りと知的創造

主要参考文献

<著者情報>
森永卓郎(もりなが・たくろう)
1957年生まれ。東京都出身。1980年、東京大学経済学部卒業後、日本専売公社に入社。日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局などを経て、1991年から三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、同社で主席研究員を務める。現在は獨協大学経済学部教授。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済学。多くのテレビやラジオに出演し、難しい「経済」を斬るその語り口は、わかりやすく明快で好評をえている。ミニカーほか、さまざまなコレクターとしても有名。

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