新・平家物語 二巻
商品説明
晩年の吉川英治が執筆に7年もの歳月を費やした超大作が遂に電子化!
保元の乱が遂に勃発。時代が抱えていた膿みが一気に出てくる。さまざまな思惑、利権が複雑に絡み合い、保元の乱後も世は禍根を残す。恨みが恨みを呼び、未だ火種として残る源氏と平家の争い……。
第二巻 目次
〈ほげんの巻(続)〉
鵜の眼玉
般若野一露
窮鳥
黒業白心
いかずち雲
志賀寺ざんげ
夜の親
文覚往来
木の葉皿
火炎行列
流人船
松かぜ便り
白峰紀行
江口の君たち
色禅尼
深草謀議
朱鼻どの
熊野立ち
罰
〈六波羅行幸の巻〉
商人胸暦
不知火
暗黒宮
信西・穴這入り
悪源太義平
非時香果
清盛帰る
稚気の冠
女房衣
過去・現在・未来
源氏名簿
左折れ右折れ
桜と橘
平治見物記
逆さ兜の事
雪のあと
狼
すすはらい
餓鬼国管絃楽
落伍
天意不可思議
紅梅は心まで紅い
慈悲喧嘩
胆大小心
常磐鈴子
女ぐるま
続・常磐艸子
木乃葉笛
〈常磐木の巻〉
春の話題
裸天女
弃牛
忘られ妻
春怨
からす説法
石切人生
巡り逢う水
悪蔵と賽の目
男性四十夢多し
壬生雀
蔓
若葉わくら葉
【著者】
吉川英治(よしかわ えいじ)
1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。