新・平家物語 三巻
商品説明
晩年の吉川栄治が執筆に7年もの歳月を費やした超大作が遂に電子化!
「平家に非ずんば人にあらず」
後白河上皇の信認を得て、太政大臣にまで上り詰める平清盛。娘の徳子を入内させ、平一門の栄華を極めていく。しかし、仁安3年(1168年)、清盛は病に倒れる。回復後、かねてからの日宋貿易誘致への思いが一段と強力になった清盛は、大輪田の泊の築堤に注力を始める。また、厳島神社の整備をはじめ、娘徳子の入内など、彼の隆盛はつづくが、源氏もその勢力を徐々に回復しつつあった……。
目次
〈常磐木の巻(続)〉
〈石船の巻〉
〈みちのくの巻〉
【著者】
吉川英治(よしかわ えいじ)
1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。